
東京で働く新沼さんがインターネットで目にしたのは、高齢になった先代が後継者を探す募集案内でした。
「インターネットで『何、つぶれる?つぶす?そりゃないでしょう!』という感じで、地域の人もなくなると困る人が多い、と書いてあったので斜里の人にはお世話になったので恩返ししたいなと」
住民も歓迎しています。
「すごく助かります。お湯がすごく良いから。残ってほしいですね」
「何年も来ているよ。良いお湯だから、美人ですよだから。経営者が変わって、きれいにしてくれて」

「おはようございまーす」
この日、やってきたのは地元である斜里町商工会の小野寺士(まもる)指導課長。
難しい補助金の申請書の書き方をイチから教えてくれます。
新沼さんは「難しいどころか全くわからないですよ!小野寺さんは絶対いないといけない人」と話します。
先代から事業を継ぐときからサポートしてくれている小野寺さん。
マチの温泉を継いだ新沼さんに感謝しつつも、地域を見てきたからこそ、危機感を抱いています。
「今後安定した生活を送れるような収益を上げるという要因がないというのが、自分の代で辞めるという決断に至ることも多い。ビジネスモデルが現代と合わなくなってきているのか、それとも人口減少が大きな影響を及ぼしてるのか」
午前6時。新沼さんは早朝からシャンプーとリンスの詰め替えやタオルの交換に追われ…ひと作業終えたら、朝風呂をひとりじめです。

「最高です。たまには水道水のお風呂にも入らないといけないかな」
新沼さんが感じている課題は「事業が維持できるか…」ということです。
・高齢者が多く事業を維持できるか不安
・エネルギーコストが重くのしかかり人件費も多くかけられない
一方で、北海道だからこそのチャンスもあります。
人口減少に対する特効薬はないものの、多くの人々をひきつける北海道だからこそ、チャンスは残されていると中小企業庁・北海道よろず支援拠点の中野貴英チーフコーディネーターは指摘します。
「例えば、地域おこし協力隊という、いずれ何か事業をやろうという人が増えているのは、やっぱり北海道だから。この地域で働きたい人が多いのは事実。まだまだ可能性はたくさんあると思います」と分析しています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年2月4日)の情報に基づきます。
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