2026.02.11

みがく

気になる!芸妓のスキンケア 白塗りの前日に欠かさないこととは?【さっぽろ芸妓日記vol.40】

札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!

芸者のお化粧って、落とすの大変そう?肌荒れしない?

お客様からよくいただく質問のひとつが、「白塗りのお化粧って、落とすのにすごく時間がかかるんでしょう?」というもの。

実はこれ、意外とそんなことはありません。

白塗りのお化粧は、市販のクレンジングオイルでちゃんと落とすことができます。
特別なものを使わなければいけない、というわけではないんです。

もちろん丁寧には落としますが、「何時間もゴシゴシ…」というイメージとは少し違うかもしれません。

豊平館でのイベントに寄せていただきました。お仕事によっては長時間白塗りをしていないといけないので、肌への負担は相当なものです

肌の管理はどうしているの?

肌のケアについては、置屋のお母さんから教えていただいたことを、今も大切にしています。
そのひとつが「白塗りの前日は、しっかりパックをすること」。

おそらく一番大事なのは、「保湿」。
お化粧そのものよりも、その前後の肌の状態がとても大切なんだと思います。

基礎化粧品についても、「人それぞれ肌質は違うから、自分に合った『いいもの』を使いなさい」とアドバイスをいただいています。

うちのお母さんやお姐さん方は、本当にみなさんお肌がきれいで…間近で見ていると自然と憧れてしまいます。

白塗りは、やっぱり肌に負担がかかるもの

白塗りが続く1月は、肌の管理にとくに気を使います

正直に言うと、白塗りはどうしても肌に負担のかかるお化粧です。
乾燥しやすい人、皮脂が出やすい人、それぞれ悩みも違います。

だからこそ、

・下地の仕込み方を変える
・落とした後のケアを工夫
・その日の肌状態を見て調整

自分の肌と相談しながら、少しずつ工夫しています。

伝統のお化粧ではありますが、大切なのは「無理をしないこと」。

長く続けていくために、そして、いつまでもきれいでいられるように。
自分の肌と上手に付き合っていくことも、私たちの大切な仕事のひとつなのかもしれません。

***
連載「さっぽろ芸妓日記
文:さっぽろ名妓連 こと代
編集:Sitakke編集部あい

<「こと代」プロフィール>
札幌生まれ、札幌育ち。2018年にお披露目して以降、現在も最北の花柳界「さっぽろ 名妓連」で芸妓として活動中。開拓期から続く北海道の花柳界文化をたくさんの方に知っていただくべく日々奮闘中。飼い猫達と遊ぶことが日々の癒し。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X