2026.02.09
みがく
札幌で芸妓をしております、「こと代」と申します。「芸妓」といえば、京都のイメージが強いと思います。
しかし北海道にも開拓期から道内各地に花柳界がございました。
現在は札幌のみになってしまいましたが、「さっぽろ 名妓連」には11名の芸者衆が所属し、毎日お稽古、お座敷などで活動しております。

連載「さっぽろ芸妓日記」では、札幌の花柳界の歴史や文化などをご紹介していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞ宜しくお願いいたします!
芸者衆の写真を見ると、袖でそっと手を隠している姿が多いことに気づきませんか?
京都では「手には白粉を塗らないので、首や顔との色の違いを隠すため」と聞いたことがあります。(諸説あるとは思いますが…)
一方、私たち札幌の場合は、普段のお座敷でも手を白く塗ります。それでも写真を撮るときは、自然と手は袖の中へ…
理由はとてもシンプルで、手は年齢や生活感が出やすい場所だから。
そして、隠したほうが全体的に綺麗に見えるからです。
全部を見せるより、少し隠したほうが美しく見える。
それは日本の美意識なのかもしれませんね。
写真を撮るとき、ピースサインをすることはほとんどありません。おちゃらけたポーズをとると、置屋のお母さんに怒られます(笑)。
芸者衆は「品よく、きちんと写る」ことが大切。
写真一枚でも、日頃の所作や姿勢が出てしまいます。
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