2026.02.14
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「よく夫とも話しているんですけど農家ってやっぱり自然が相手。毎年の気候変化とか異常気象とかに左右されて、収穫量が減ったり、虫に食べられてうまく作れなかったり、そんなことがたくさんあります」
「だけど、それになんとか対応しながらおいしい野菜を毎年しっかり安定的に届けたい、そうなりたいよねっていうのは『農家の嫁』としての目標です」
実際に、気候の変化のなかで、育てる作物も変わってきているそう。
北海道でも栽培する農家が増えている「サツマイモ」はまりこさんの「いんなみ農園」でも3年前から作っています。
手作りの干し芋も限定販売しているんですって!

そして「うまく付き合っていく」のは天気だけではありません。
「クマも去年(2025年)はすごかったじゃないですか。
シカやアライグマはよくあって、クマはうちの畑では出ていないですけど近くの畑では出ているので…」
私も、トウモロコシ農家に弟子入りしたときには「自然」の中でも「獣害」についての切実さも目の当たりにしました。
そうした苦労の末にできているおいしい野菜たち。
「一番おいしく食べてほしい」というまりこさんの思いが、まさに「農家の嫁」だからこそ伝わります。

思い通りにはいかない、農業という仕事といわゆる「田舎」での暮らし。
東京からきたまりこさんにとって、「不便」を感じることや故郷が恋しくなることはないのでしょうか。
そうたずねると、「こっちだと、スーパーや病院に行くのも1時間くらいかかるんですよ。だからもちろん東京の方が便利ではあると思うんです」と言いつつも「だけど…」とまりこさんが続けます。
「だけど、言葉では表せられないけど、やっぱり子どもたちにとってもいい環境だと思っています。周りの人たちが温かくて、すごくいい環境で子育てできているって」
「お手伝いまではできないけど、休みの日には畑に行って何か掘ってみたり、砂場遊びの道具を持って遊んだり。土に触れるのを楽しんでいます」
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