
雪が降り始めた冬の初め。旭川市東鷹栖の山「ポンヌプリ」に、野谷さんとフーペの姿がありました。伐採した木を馬が運ぶ『馬搬(ばはん)』です。
『馬搬』は、昔の日本では、よく見られる光景でした。この日は、馬搬の師匠である西埜将世さん(45)のお手伝い。
野谷さんは、こうした馬や山にかかわる仕事で生計を立てています。
丸太1本あたり数百キログラムという重さを、馬がスイスイと運んでいきます。
ポンヌプリの所有者の山本牧さんが「この森の針葉樹を減らして、開けたところに広葉樹の若い木を増やしたい」と作業の目的を教えてくれました。
「馬は表面を傷めないようにして運べる」
山を荒らさず伐採や保全ができる、CO2が出ない、エコな林業。それが『馬搬』です。

フーペはというと…まだ見習い中。
「まさか自分がやると思っていないだろうな」野谷さんがつぶやきます。
先頭を走る体重約1トンの馬と比べて、まだ130キロのフーペ。戦力となるにはまだ時間がかかりそうです。
「木は運んでいないけれど、人の相手をして、癒し担当です」
師匠の西埜さんも「フーペは本当に…癒されました」といいます。
野谷さんは「馬の居場所は仕事であると思っているので、馬が働ける環境をつくるとか、働ける馬をつくるというのが、馬の居場所をつくることにつながる」と話します。
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