2025.12.29
深める
さて、「国指定天然記念物」さん。
ここからあなたのお悩みに応えていくにあたり、まずはひとつシンプルにお伝えしておきたいんだけれど。
あなたはちっとも、おかしくなんてありません。
それは、今も今までも、なんならこれからだってそう。
人間は周囲の影響を受けながら、本人なりの変化を日々積み重ねつつ、それぞれの人生を歩んでいきます。
しかもこれ、誰しもに言えること。
あなたはもちろんのこと、今回揉めてしまったご友人だって、学生時代から時を経て、当時から考えればずいぶん別の価値観や、生き方の指針を手に入れているのかもしれません。
(あたし自身も、これまでのコラム100本を読み返してみて自覚したのですが、冒頭に述べた書き方のクセだけにとどまらず、ものの見方や考え方についても、どうやらこの4年間で様々な変遷を遂げてきたみたい。不思議よねぇ)
だからこそ、「国指定天然記念物」さんたちのように、ある時にぴったりとした波長を奏でていた関係性も、別の時には折り合わないものに変質していたりする。
互いに違う価値観を持ってしまうこと、その価値観にぶつかりが生じてしまうことというのは、ある意味当然の流れ。
あなたのこころの中に、相手に対して「どうしても曲げたくない箇所」が出てきてしまうのは、極々自然な話なのです。
今回は不幸なことに、その曲げたくない箇所のすり合わせが、上手くいかなかったのよね。
その経験から、今の自分が「周りを傷つけ」てしまいかねないのではないかと恐れる気持ち、とってもよくわかります。
「自分の中の変化を受け止めきれ」ないという素直な感想にも、大いに頷くところがあります。
だけどね、「国指定天然記念物」さん。どうか恐れないで。
お手紙を読んだとき、一点あなたのことをとってもすばらしいなと思ったんだけれど、それは、相手の言葉に違和感を抱いたあとも「新たな関係性」を作っていこうとして「対話を試みた」というところ。
あなたには、そのトライする気持ちを、可能であればこれからも忘れないでほしい。
今は折り合うことがなかったとしても、その友人とのつながりをあきらめないでいるという姿勢だけは、これからも変わることなく保ち続けていてほしいんです。
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