2025.12.27

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お待たせ!女装家・満島てる子さんがメイク・ファッションのこだわりって?読者の質問に一挙アンサー!

本・映画・音楽のおすすめは?

これねぇ、多分なんだけれど1番多かった質問だと思うのよ。
本や映画、音楽って、こころの支えになることも多いわよね。
みんな少しでも参考になる情報が欲しいってことかしら。

「辛い時に読んだり、見たり聞いたりするものはなんですか?」って訊いてくれてた人もいたっけね。

そうねぇ。どこまでみんなの「ため」になるかはわからないけれど。
それぞれさっくり紹介しちゃおうかな。

みんなにぜひ読んでほしいのは、ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(1982年・岩波書店)。

時間をテーマにした児童文学の傑作『モモ』の作者として、日本でもとっても有名なエンデ。
『モモ』と並び立つぐらい有名な作品が、この『はてしない物語』です(映画化もされています。『ネバーエンディングストーリー』という名前に「あ!」となる人もいるんじゃないかしら)。

テーマはなんと「愛」。

読み返すたびに思うんだけれど、あたしこの本からは、それはもう絶大な影響を受けているみたい。

支配でも依存でもない、他者とおのれとの向き合い方。
均質化(エヴァの「人類補完計画」的な)にも孤立化にも陥らない、自己の確立のあり方。読み終わるころにはきっと、あなたはたくさんのよろこびであふれているはずです。

映画

2025年でいうなら、『サブスタンス』と『国宝』!

あえてこの2本については、「すばらしい」とか「いい」とかって安易な言葉、口が裂けても言いたくありません。
でも見てほしいというか、見比べてほしい。

異性愛中心的かつ家父長制に貫かれた世の中で、女が(『サブスタンス』)、あるいは男が(『国宝』)どんな苦しみを抱え続けてきたのか、視聴者は考えずにはいられなくなるはず。

ちょっとヘビーな2本なので、もし映画からポジティブな気持ちをもらいたいという人がいるなら、『アイ•フィール•プリティ』(2018)とか『スーパーの女』(1996)が個人的にはおすすめです。

音楽

ダントツで、宇多田ヒカルさん。

あたしのアップルミュージック調べだと、2025年は8404分(140時間超え!)も聞いていたらしいという。押しも押されぬあたしの歌姫です(他には椎名林檎とか、YUKI、UA、aikoとか最近よく聞いてるかなぁ)。

大好きなアニメ『不滅のあなたへ』の主題歌でもある「PINK BLOOD」は、自分の気持ちを自分でケアしたいときに特によく聞く曲。

「後悔なんて着こなすだけ 思い出に変わるその日まで」

この歌詞に、何度こころを解きほぐしてもらったかわかりません。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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