
この絵本では北海道の魅力のほか、普遍的な『家族愛』や『仲間との絆』も大切なテーマとなっています。
例えばラストシーン。うさぎはこぐまからプレゼントされた鮭を嬉しそうに持って帰ります。
しかし、実際にはうさぎは鮭を食べませんよね?(笑)
これは、“大切にしているものを大切な人へ贈る”というこぐまの優しい気持ちを、うさぎが大切に受け取る…という行動や繋がりを大事にしたシーンです。
うさぎはその後、鮭をどうしたのでしょうか…?
もしかすると、料理人として多くの人に鮭料理をふるまったかもしれませんし、誰か大切な人にプレゼントしたかもしれませんよね。

絵本に描かれていない部分の物語も、読み手が想像して広げていくことで、より素晴らしい絵本になっていきそうです。
新たな北海道の宝『やまおやじ』を、ぜひ手に取ってみてください。
【取材協力】
ちいさなえほんや ひだまり
住所:北海道札幌市手稲区新発寒6条5丁目14-3
電話:011-695-2120
営業日:金・土・日・月・祝 午前10時~午後6時
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文|HBCアナウンサー 堰八紗也佳
HBCラジオ「清かなる朗読」(月曜あさ4時30分~)、Instagramも更新中!
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年12月)の情報に基づきます。
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