
子どもだけでなく大人も楽しめる絵本を、絵本セラピスト協会認定「大人に絵本ひろめ隊員」、そして2児の母でもある、HBCアナウンサーの堰八紗也佳(せきはち・さやか)がご紹介します。
『でてきたでてきた やまおやじ~♪』
道産子なら誰もが歌えると言われるほど長年親しまれている千秋庵の山親爺のCMソング。
この歌がその世界観を大切に、絵本になって登場しました。
「なぜ今?」
「どうして絵本?」
作者のきくちちきさんに制作秘話を伺うと、想像以上の“北海道愛”が詰まっていることがわかりました。
北海道の北海道民による北海道のための絵本がまさにここに誕生です!

札幌にある老舗製菓会社・千秋庵の山親爺は1930年に販売が始まり、テレビCMは1960年から流れ始めました。
「道産子ならだれもが歌える」と言われるほど長年親しまれているCM。
もはや北海道民の生活の一部!?札幌で生まれ育った私も、もちろん歌えます。
このCMは2024年に26年ぶりに復活し、函館出身のYUKIさんが歌唱を、札幌出身の蔦谷好位置さんが編曲を担当したリニューアルバージョンが再び注目を集めました。

そんな山親爺のCMが絵本になった!ということで札幌市手稲区新発寒にある『ちいさなえほんや ひだまり』で開催された出版記念トークイベントに出席し、作者のきくちちきさんにお話を聞いてきました!
きくちちきさんは、『ちいさなえほんや ひだまり店主』の青田さんが世界で一番好きな絵本作家なのです。
きくちちきさんは本別町の出身。幼少期は釧路・帯広・札幌でも暮らしました。現在は神奈川県在住です。
やはり千秋庵の山親爺のCMは懐かしいもので、出版社から今回の絵本製作についてオファーが来たときには、光栄な気持ちと同時に、 「自分が描いていいのだろうか?」 と迷う気持ちもあったそうです。

しかし 「道産子たちに愛され続ける山親父のCMを、CMを知らない日本中の子どもたちにも伝えていきたい」 という編集者の熱量を受け、製作を決断。
CMの世界観を守りつつ、きくちちきさんらしい表現にこだわり、結果的にとても良いものに仕上がったということです。
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