2025.12.26

育む

「じっとしていられない」4歳娘と行く!元バレエ少女ママの『くるみ割り人形』親子鑑賞レポ

いざ開演!

席に戻ると、周りにも子どもたちの姿がたくさん。

幼稚園くらいの子どもたちや、中には抱っこ紐に入った赤ちゃんまでいました。
幼稚園や保育園の先生が引率されて団体鑑賞に来ている年中さん、年長さんたちも!

毎年鑑賞しているという札幌あおば幼稚園にお話を聞くと「座っていられない子はいなくて、音楽に合わせて体を動かしたり、拍手をしたり、しっかり楽しんでいます」とのこと。

鑑賞後には、その思い出を絵に描いて主催者に毎年お届けしているそうです!

私が「おともだちも、みんなちゃんと座ってるね!えらいね~!」と声をかけると、負けず嫌いな娘は、しっかり席についてくれました。

「お姉さんだからね!」と言いながらもちゃっかり膝の上へ。

開演前には、バレエ団の方からご挨拶とともに、こんな案内がありました。

「静かに聞いていなきゃいけないと思うかもしれませんが、素敵だと感じたときは、ぜひ『ブラボー!』と言って気持ちを伝えてくださいね」

「声を出してもいい」と言ってもらえるだけで、すっと心が軽くなったのは、私だけではないはず。
照明が落ちていくスピードも段階を分けてゆっくりで、主催者の方々の配慮を随所に感じました。

実際に演目が始まると、クリスマスパーティのにぎやかな雰囲気に、娘は自然と集中していきました。
ストーリーを見失わないよう、「クララがいるね!」「くるみ割り人形もらったね!」と、小さく声を掛けます。

くるみ割人形の取り合いになるクララ(右)と兄のフリッツ(左)撮影: n-foto 写真提供: We Love Ballet 実行委員会

周りの子どもたちも、ときどき声を出していましたが、オーケストラの音楽を妨げるほどではありません。 当初の案内通り、「ブラボー!」の声も飛び交います。

親としても、「これは順調な滑り出しかも」と、少し肩の力が抜けました。

前半パートが無事終わり、休憩に

前半パートは、席を立つことなく無事に鑑賞を終えることができました!

心配していたねずみたちの登場シーンも、くるみ割り人形たちの勝利から王子様の登場へと流れていき、娘の気持ちが大きく崩れることはなく一安心……。

——と思ったのも束の間。
ここで、痛恨のミスに気づきます。

休憩に入りロビーへ出ると、軽食を食べている子どもたちの姿が。
それを見た娘が、はっとしたように言いました。

お腹、空いた……
席に座っていられるかどうかばかりを気にしていた私は、休憩時間の“食料補給”のことを、すっかり忘れていたのです。
おやつや軽食の準備をしていないという、痛恨のミス……。

「ごめん、食べ物持ってきてなかった!終わったら、好きなお菓子を買いに行こうね」
そう言ってなんとか娘をなだめ、後半に備えて休憩を終えました。

娘「おなかすいた…」 私「ヒィ!!ごめんなさい!」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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