2025.12.30

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網走監獄の冷たい床下から丸められたメモが次々…囚人は何を隠したのか 浮かぶ人物像

なぜ床下に…

しかし、ここで大きな疑問が残ります。重大な秘密でもない文章をなぜ、わざわざ床下に隠したのでしょうか。
受刑者にとって、これらの情報は何を意味していたのでしょうか。出所後の希望だったのか、それとも別の理由があったのか。その真意は謎に包まれたままです。

副館長の今野久代さんは、メモに書かれていた「流転の王妃」という書籍の出版年や当時の網走監獄の収容状況などから、文書を隠したのは26歳以上の再犯の男性で、昭和34年から35年ごろに服役し、刑期は10年未満だった人物だとみています。

文:HBC報道部 
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年12月2日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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