2025.12.30
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監獄の冷たい床下に隠されていたメモ。
そこには、北海道のニュースを記したものが書かれていました。
また、函館の湯の川温泉、札幌の定山渓温泉、山形の蔵王温泉などの記述も。
さらには、皇族の成婚日、読みたい本なども書かれていたのです。
自由への憧れと、出所後の夢だったのでしょうか。
手書きの文字からは、受刑者が想像した旅の風景が浮かび上がってきます。

副館長の今野さんは、メモの内容から書き手の人物像を推測しました。
「意外と字がきれいですし、地理、地方の特色を知っている人物。ある程度教養があって興味関心を持っていた人物なんだろうなと推測しました」
文字は丁寧で、地理的な知識も豊富。単なる落書きではなく、計画的に情報を収集し、記録していた様子がうかがえます。
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