2025.12.30
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明治から昭和にかけて10万人以上が服役した旧網走監獄。
北海道の厳しい自然と向き合いながら、多くの受刑者がこの地で刑期を過ごしました。

2025年11月、大規模な改修工事の最中、雑居房の床下から思いがけない発見がありました。
丸められたメモが次々と見つかったのです。
その数、13枚。床下から文書が見つかったのは今回が初めてのことです。


改修工事を進めていた大工が、床板の隙間から白い紙片を発見しました。
丸められた状態で長年隠されていた紙片たち。一体誰が、何のために、これらの文書を床下に隠したのでしょうか。
発見された13枚の紙片は、長年の時を経て破れたり、文字が乱雑になったりしていました。
副館長の今野久代さんたちは、1枚1枚丁寧にアイロンをかけて、1週間かけてメモを読み解いていきました。

「解読する前は、受刑者どうしの暗号とか、出所する時に逃走経路をほかの受刑者に暗号とかで遺しているのかなと思いました」
今野さんの期待は、意外な方向に裏切られました。
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