
生まれて3週間が経つと、子犬たちの目はぱっちりと開き、つぶらな瞳が愛らしくなります。
父親の犬は、初めて対面した子犬たちに顔を寄せて…自分の子どもだとわかっているんでしょうか。

「わからないと思うよ。どの子にも優しいんだわ」
梅本さんは微笑みます。

そして、梅本さんを訪ねてきたのは宮城県に住むご夫婦です。
男性は20年ほど前まで北海道犬を飼育していました。
梅本さんの存在を知り、遠く宮城から会いに来たのです。
かつて飼育していた北海道犬の血統がここで大事にされていることを知った夫婦。

「梅本さんは特別な方。ここまでやらないと保存ができなくなりますから。数が減っているのも事実だと思う」
一方、梅本さんは「自然体で絵になる犬が僕からしたら『いい犬』だなという考え方。その血筋をずっと受け継いでいってほしい」と熱い胸のうちを語りました。
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