2025.12.20

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クマを狩る北海道犬はわずか300グラムの命…年間100匹の唯一の血統を守り次世代へ

ある北海道犬との運命的な出会い

北海道犬には元々6種類の系統がありました。
しかし現存しているのは、梅本さんが飼育する千歳系のみです。
そのルーツといわれているのが、1927年生まれの「阿久号」です。

北海道犬・千歳系のルーツ 阿久(1927年生まれ)

「この阿久号から数えて15代目になる北海道犬に僕はすっかり魅せられちゃってね」。

梅本さんと北海道犬との運命的な出会いは、15代目にあたる「北海猟王」でした。

「力強い後ろ足の立ち具合とか、もうキリッとした佇まいが力強いんですよね」。

梅本さんの自宅には現在、阿久媛、阿希雄、純有牙姫、北勇女、純優女、北海純女の6匹が暮らしています。
血統を大切にした名前をつけ、その系譜を守り続けています。

「やっぱり動物でも植物でも何でも原種が大事なんだぞと。ひとりでもいいから残れば原種は残るんだっていうことをいわれたのが、30代のころでした」

梅本さんの胸には、その言葉がいまも強く刻まれています。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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