
通常の検査では、粘膜を取るために鼻の奥に綿棒を差し込みますが、こちらは口を大きく開けて、このカメラで喉の奥の写真を撮影するだけです。
この画像と患者の問診票データをAIに解析させます。
すると、わずか数秒で「検出」の有無がわかるのです。

鼻の検査のような痛みや不快感がないので子どもや高齢者に優しく、医師も迅速な診断ができる画期的な検査方法として期待されています。
「熱が出て割とすぐ判断できるというのは、この機械の一番のメリット。治療が早くできる。とんでもない合併症を起こさずに済む」

「サブクレードK」は「A香港型」が変異したもので、国立健康危機管理研究機構による患者の解析では、13検体のうち、12検体がこの変異ウイルスだったということです。
症状は、従来と変わらず、高熱や頭痛が現れるとされています。
まだ、実態が把握されていないウイルスですが、気になるのは感染力と、すでに接種したワクチンの効果です。
感染力とワクチンの効果について、北海道文教大学の當瀬規嗣教授に見解を聞いてみました。
新たな変異ウイルスが出たということは、前のウイルスよりも感染力が強いから広まります。今回のウイルスも感染力が「A香港型」より強いといえます。
今年のワクチンは「サブクレードK」が出てくる前に作ってしまっています。
いまのワクチンが「サブクレードK」に効くかはまだわかりません。
感染の広がりを防ぐのは難しいのではないでしょうか。
しかし、インフルエンザのワクチンは重症化は確実に抑えられ、かつ肺炎などにはならないように設計されているので、ワクチン接種は有効だということです。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年11月27日)の情報に基づきます。
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