2025.12.14

暮らす

インフルのあの検査が痛くない!判定まで数秒の期待と「変異株」の威力を医師が解説

医師も驚く流行

11月27日、札幌市豊平区のとよひら公園内科クリニックでは、毎日のように発熱やのどの痛みなどを訴える患者がやってきます。

藤本晶子院長が教えてくれました。

「クリスマスで皆さんお出かけするじゃないですか。年明けに流行がワーッとくるっていうのが例年だった。例年と比べると本当に2ヶ月早い感じはします」

連載「じぶんごとニュース

11月、このクリニックでインフルエンザと診断された患者は、第2週で8人、第3週は17人。先週の第4週は5人の、合わせて30人です。

長年、札幌で診療してきた院長にとっても、11月にこれほど流行することは、まれなケースと驚きます。
そして、あるワードを口にします。

高熱が特徴…「サブクレードK」

サブクレードK(CDC Public Health Image Library)

「『サブクレードK』という新しい株らしいんですけど、熱が高いんですよ。その新しい株の特徴らしい」

ヨーロッパで急速に拡大している「A香港型」の変異型ウイルスが国内でも確認され、感染が広がっている可能性が指摘されています。

日本に持ち込まれた要因として、万博など大規模イベントの開催で、外国人観光客が多く訪れたことが背景にあるとされています。

さらなる拡大が見込まれる、インフルエンザにどう対応すべきか。
このクリニックでは、新しい検査方法を取り入れました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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