2025.12.13
ゆるむここから先は、やや個人的な見解も含まれますが…。
シマエナガは、カエデの木から染み出る樹液(じゅえき)や、木の実なども食べますが、いちばんの大好物は「小さな虫」で、そこが多くの鳥とはちょっと違う部分です。
草食動物は、あたりを広く見渡せるように、目が、顔の横に近いところについている場合が多いです。
そちらのほうが、視野が広く、天敵が現れたらすぐに、逃げることができるからです。
しかしながら、その顔を正面から見ると、どうしても、目と目が離れてしまっていて、「赤ちゃん型」とは違ったタイプの顔です。(それはそれで、かわいいと思うのだけれども…)
虫が大好物なシマエナガは、虫を捕まえやすいための目、つまり「正面に並んだ目」になっていて、そのことで小さな虫の素早い動きに対応でき、虫との距離感もはっきりとつかめます。
正面に目が2つ並んでいて、しかも顔が真っ白ですから、「赤ちゃん型」になっちゃうのでしょう。
そして、目が2つ並んでいるために、他の鳥と比べると「視野が狭い」シマエナガは、あたりに天敵がいないかどうかを、常に確認しなければなりません。
しかし目だけを動かすことができないので、首をかしげるようにして、天敵がやって来る「上の方」を常に気にしている、というのが、「首かしげポーズ」の理由なのかなーと想像します。

しかしながら、カメラ目線でニッコリと微笑んで、絶妙な角度で首をかしげている写真を見ると、「こうしていると、いちばんかわいらしく見えるからやってるだけよ!」と言われている気もしてきますねー、やっぱり。
まあ、相手は「妖精」なので、本当のことは分かりませんね…。
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