2025.12.13

ゆるむ

シマエナガに出会うには?場所や鳴き声、上級編まで 北海道の野生動物を撮影して約40年のカメラマンが解説

モフモフのシマエナガと会うためには?

撮影:forest_limit さん

体重はたったの8グラム、レタスの葉1枚よりも軽いシマエナガちゃんは、冬になると寒さをしのぐために、羽毛をふくらませ、そのすき間に空気を貯め込んで、体温を逃がさない「雪だるまモード」の、モフモフ「丸ポテ」姿になります。

それが雪の妖精とも呼ばれる、シマエナガの魅力のひとつ。
せっかくなので、もし会えるのなら、そんなモフモフにふくらんだシマエナガちゃんに会いたいですよねー。

「モフエナガ」と出会うための5つのポイントをまとめました。

①気温は低いほど良い

・気温が低いほど、羽毛をふくらませて断熱効果を高めます。
・マイナス5度くらいまで冷え込んだ朝がオススメです。

②風はないほうが良い

・風が強い日には、あまりふくらみませんので、風のない日を選んで。

③時間帯は、朝がベスト、日の出から午前10時くらいまで

・夜が明けた早朝は、エネルギー消耗のピークなので、体温保持のために、シマエナガたちは最大限にモフっとふくらんでいます。
・さらに、朝の方が、日中よりも動きがゆっくりです。

④薄曇りか、小雪の日を狙う

・晴れていると、太陽の熱をカラダで吸収しようとするのか、羽を縮めてしまうことが多いようです、薄曇りか、雪がわずかに降るくらいの日がオススメです。

⑤エサを探していない状況を狙う

・どうしてもエサを探して俊敏に動き回っているときは「モフ度」が下がります。
・エサ探しの休息中や、エサを食べずに「見張り」をしている子を探すのが良いかも。

撮影:mya0618 さん

ここまで、シマエナガと会う方法についてお話ししてきました。
後編の記事では、シマエナガのカワイさのヒミツ、さらにはちょっとしたシマエナガ・トリビアなどについてお話しさせていただきたいと思います。

◆文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、InstagramやSitakkeの記事で発信しています。

◆編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2025年12月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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