2025.12.13
ゆるむ
冬の札幌の森では、様々な種類の小さな鳥たちが、集まっていっしょに行動しています。
小さな鳥は、単独でいるよりも、集まって行動したほうが、天敵に狙われにくいというのがその理由かと思われます。
この種類の異なる鳥たちの群れを「混群(こんぐん)」と言うのですが、こうした「混群」の中に、シマエナガが混じっていることも多いです。
ですから、シマエナガの鳴き声がしなくても、まずは、様々な小鳥たちの鳴き声が、にぎやかに聞こえてきたら、すでにチャンスだと考えてOK!
その中に、ひときわシッポが細長い鳥がいたら、それがシマエナガ、ということもしばしばです。

運良くシマエナガの群れと出会ったとします。
しかし、シマエナガは常に移動を繰り返す鳥。
移動するシマエナガの後をいくら追いかけても、見ることができるのは、いつもシマエナガの後ろ姿ばかり…、そんな悲しいことが起こります。
実際に、シマエナガの群れと出会うことができて、ずっと群れを追いかけながら、望遠レンズのついたカメラで、1時間近くも写真を撮ることができるときもあるのですが、家に帰って撮ったものをよくよく見てみると、かわいらしい正面の顔が1枚もない!なんてことがあるのです。(← これ本当に!)
インスタグラムにアップされているような、正面を向いて、かわいらしく首をかしげているようなシマエナガに、どうすれば会うことができるのか?
■シマエナガの大好物は?人気者になったのは、あの赤ちゃんに似ていたから!? 北海道の野生動物を撮影して約40年のカメラマンが解説
パートナーメディア