2025.12.13
ゆるむ
たとえば、札幌でシマエナガを探すとしたなら、街中の公園で探すのもアリなのですが、どちらかというと「森につながっている公園」のほうが、出会える確率は高くなります。
夜になると、山に近いところにある「ねぐら」に集まって眠って、日の出とともに動き出し、「ねぐら」から林や森でつながる公園へとやって来る、という行動パターンのシマエナガの群れが、かなり多いからです。
シマエナガは、必ずと言っていいほど、5〜10羽ほどの群れで行動しています。
そしてその群れは、1か所にじっとしていることは、まずほとんどありません。
木の枝が、ワシャワシャしている中を、ちょこまかと渡り歩きながら、いつもせわしなく、大好物の小さな虫などを探し歩く「流れ者」の鳥です。
・1本の枝に止まっている時間は、ほんの数秒から10数秒
・群れごとにかたまって、森の中をスーッと移動していく
・同じ木の周りをぐるぐる…ではなく、「通り過ぎていく」 ことが多い
シマエナガと出会うには「ここでじっと待っていれば、いつか来てくれるはず」ではなく、公園をゆっくりと歩き回って、「動いている自分が、動いているシマエナガとバッタリと出会う」ような感覚で、探すのがコツです。

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