2025.12.13

ゆるむ

シマエナガに出会うには?場所や鳴き声、上級編まで 北海道の野生動物を撮影して約40年のカメラマンが解説

シマエナガと出会うコツ①森とつながった公園で探してみる

撮影:gonyanagi さん

たとえば、札幌でシマエナガを探すとしたなら、街中の公園で探すのもアリなのですが、どちらかというと「森につながっている公園」のほうが、出会える確率は高くなります。

夜になると、山に近いところにある「ねぐら」に集まって眠って、日の出とともに動き出し、「ねぐら」から林や森でつながる公園へとやって来る、という行動パターンのシマエナガの群れが、かなり多いからです。

シマエナガは、必ずと言っていいほど、5〜10羽ほどの群れで行動しています。
そしてその群れは、1か所にじっとしていることは、まずほとんどありません。

木の枝が、ワシャワシャしている中を、ちょこまかと渡り歩きながら、いつもせわしなく、大好物の小さな虫などを探し歩く「流れ者」の鳥です。

・1本の枝に止まっている時間は、ほんの数秒から10数秒
・群れごとにかたまって、森の中をスーッと移動していく
・同じ木の周りをぐるぐる…ではなく、「通り過ぎていく」 ことが多い

シマエナガと出会うには「ここでじっと待っていれば、いつか来てくれるはず」ではなく、公園をゆっくりと歩き回って、「動いている自分が、動いているシマエナガとバッタリと出会う」ような感覚で、探すのがコツです。

撮影:y.odamon さん

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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