2025.12.10
暮らす内閣府では日本海溝・千島海溝沿いの大規模地震で震度6弱以上、津波の高さが3メートル以上になる市町村を基本として、防災対応をとるべきエリアを発表しています。

太平洋側の地域だけではなく、オホーツク海側の網走市なども対象となっています。
防災対応をとるべきエリア以外でも、安全ということではありません。
地震への備えを再確認しましょう。
必要な対策をリストアップしたので確認してみましょう。
・家具や家電の固定
・ハザードマップの確認(地震&津波)
・枕元に非常持出品(懐中電灯・防災バッグ)
・家族との連絡手段の確認
・食品や飲料水の備蓄の確認

・すぐに逃げられる服装での就寝
・避難できる経路の確認(除雪されているか)
・地震や津波などの情報の入手方法(停電に備え携帯ラジオを)
・防寒着(古いスキーウェアなども有効)
・使い捨てカイロ
・ポータブルストーブの点検
・車のガソリンは多めをキープ
・ガスコンロやガスボンベ(暖かい飲みもの&食べもの)

冬の震災は厳しい寒さや雪の影響で、被害が大きくなりやすいです。
今回の地震でも避難中に転倒し、けがをしてしまったケースがありました。
北海道・三陸沖後発地震注意情報により、地震や津波への対策を呼びかけていますが、この情報をきっかけに、日頃から災害への備えをしておきましょう。
また、北海道では来週前半にかけて荒れた天気になる恐れがあり、全道的に積雪も増えていきます。向こう一週間程度は避難経路を含め、こまめな除雪を心がけてください。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。
※掲載の情報は記事執筆時(2025年12月10日)の情報に基づきます。
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