
炊きたてのご飯をふっくらと握った日本のソウルフード「おにぎり」。
平均価格が、ついに200円を超えました。
実際に、スーパーの買い物客に聞いてみても…
「おにぎりは100円があったら買えるかなというイメージだったが、いま200円」
「コンビニのおにぎりは高くて買っていない。海苔も乗っていないのも多いし」
そんななか、札幌では「おにぎり専門店」が続々とオープンしています。
コメ価格が高騰しているのにもかかわらず、こうしたおにぎり専門店が登場しています。おにぎり200円時代を深掘りします。
連載「じぶんごとニュース」
札幌市内のスーパーです。11月20日のコメの店頭価格は道産米5キロ税込み4000円を超えていました。
キテネ食品館の中塚誠社長は頭を悩ませていました。
「1年半前から比べると倍の値段に。東北や関東のコメを持ってきて、北海道のコメよりも安く出せるのであれば、そっちを優先に特売するとか…」
買い物客も「おにぎりというかコメが高い」「コメなどすべてに対して上がっているから」と話します。

11月9日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は、前の週から81円上がって4316円となり、半年ぶりに最高値を更新しました。
北海道上川地方の米どころ、当麻町の舟山農産です。
2025年の収穫は終わり、いまはネットで注文を受けた新米を全国に発送しています。
舟山賢治社長は「注文は関東や関西が圧倒的に増えてきている。関東や関西の方が北海道の店頭価格より500円から1000円くらい高く流れている」と話します。

新米が流通しても価格が下がらない現状に「コメ離れ」を危惧しています。
「包装資材とか、いろいろな原料があがっているので価格も上がるのは仕方がないが、ちょっとエスカレートしている。私たちが秋に販売したコメですが、いま売っている価格はそのときの価格より何割も割り増しな価格で店頭に並んでいる。このような状況が続いてコメ離れが進むのは、私たち生産者も本望ではない」
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