2025.11.26
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それは「朝採りが一番栄養がつまっている」から。
トウモロコシは日中、光合成をして茎の部分に栄養を蓄えます。
陽が沈むと、日中得た栄養が実の方に移るため、収穫のタイミングは早朝がベスト!

そしてトウモロコシは通常、1本の茎に対し2~3個の実をつけますが、滝農園はその中でも1番栄養価が高くおいしい1番キビだけを収穫するのです!
トウモロコシの葉は固く、手が触れると切れてしまいそうです。
そのため、必ず手袋をつけて作業をします。
そして、畑の中は風通しが悪いのでかなり暑い!
これは作業してみないとわからないことですね…。

過酷な中、どうして師匠は1番キビにこだわるのでしょうか。
それは「いちばんおいしいから!」と教えてくれました。
シンプルな答えですが、畑にいる私はこの答えに感動しました。
実際に見てみるとわかるのですが、1番キビも2番キビも実は見た目はそんなに変わりません!
儲けるということだけ考えると、採れるだけ採ったほうが効率がよさそうです。
ただ、トウモロコシの栄養の配分についてよく考えると「1番キビがおいしい!」という結論に至ったわけですよね。
見方によっては「もったいない」と思ってしまいますが、そこには「いちばんおいしい状態で食べてほしい!」という師匠のこだわりが詰まっているのです!
ずっと収穫作業を続けていると、どれが1番キビかわからなくなってしまいました。
「あれ?師匠、これ1番キビですか?」
何度も確認をしながら収穫作業を続けていきます。

滝農園のとうもろこしは2番キビも3番キビもとても立派です!
収穫作業を進めていくと、どこかとり忘れがないかわからなくなってしまいます。
ただ、師匠のこだわりである「1番キビだけを採る!」ことを守るため、作業を進めていきます!
ちなみに師匠はとり忘れがないように、一度収穫した茎は折ってしまうのだそうです。
滝農園では、2番キビや3番キビは収穫しないため、茎を折ってしまっても問題ないのだそうです。
ところで、1番キビが一番おいしいとはいえ、やっぱり立派に育った2番キビや3番キビがなんだかもったいなく感じてしまいませんか?
そこに、今北海道の新しい可能性があるんです。

そして気になる1番キビ…みつがあふれ出すとっておきの味も、さっそく体験させてもらいました。
どんな味なのか…びっくりしすぎの私の表情と次回の記事でお届けします…!
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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年6月)の情報に基づきます。
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