2025.12.01

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ドラマから生まれたドラマ…北海道の牧場で競走馬の余生に4時間で1500万円の支援が

引退した競走馬のその後

日本では毎年約7000頭が競走馬として生産されていて、2024年は7000頭弱が引退しています。

引退した競走馬がその後どうなるのかというと、セカンドキャリアとして繁殖馬になったり、乗馬クラブに引き取られたりするケースがあります。
また養老牧場などで余生を過ごす馬もいます。

その一方で肥育・殺処分される馬も少なくありません。

これをどれだけ少なくできるかが大事になってきます。
引退馬の受け入れ先は不足していて、すべての馬が生涯を全うできるわけではありません。

コメンテーターの鶴岡慎也さんは「殺処分になる馬が1頭でも少なくなる環境を作っていってほしい」と話します。

「野球選手やOBで馬主になっている人もたくさんいるが、競走馬はすごく活躍して日の目を見る馬もいれば、勝てずにそのまま引退していく馬もいて、でも、どの馬も幸せな余生を過ごしてほしいなと思います」

スタジオでも様々なディスカッションが行われました。
一部の牧場だけでなく、数千頭いる馬たちみんなに幸せな余生が送れる環境が広がってくれればいいと切に思います。

今回、ドラマのロケ地となったことで、いま北海道内の馬産地が注目されていますが、新冠町では今後の観光や移住促進に期待しています。

「ロケツーリズム」成功の秘訣

人を呼び込むために重要なことは何か。

北海道大学 観光学高等研究センターの小泉大輔准教授によりますと、作品のロケ地を観光資源として活用する「ロケツーリズム」を成功させるための条件は以下の2つ。

・観光客が追体験できる情報や、受け入れ体制を地域側が主体的に整備することが重要
・その際は、新冠町だけではなく、広域での連携が必要

ドラマを通じて、今後も馬産地の魅力が広がってほしいと思います。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年11月10日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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