
北海道日高地方の新冠町にある養老牧場「ノーザンレイク」です。
競馬ファンにはお馴染みの元競走馬「ネコパンチ」など、現在は引退した競走馬6頭が暮らしています。
牧場でサラブレット以上に存在感を見せているのが、看板猫の「メト」です。
馬と猫の仲睦まじい姿がSNSで話題となり、写真集やグッズまで販売される人気ぶりです。

ノーザンレイクの佐々木祥恵さんによると「突然現れて、それからずっと牧場にいる」とのこと。
開業したのは5年前。
JRAの厩務員だった川越さんと、競馬ライターとして活躍する佐々木さんが引退馬の余生を少しでも幸せにしたいと、築40年以上の厩舎を修復しながら運営してきました。

しかし、老朽化がさらに進み、馬が生活する部屋=馬房の7割以上が雨漏りや天井や壁の崩落などによって使えない状態になっています。
佐々木祥恵さんが「『ネコパンチ』の馬房、今ちょっと雨漏りしてる。かわいそうに端によけている」と教えてくれました。

引退馬を世話する養老牧場の主な収入源は、馬主(うまぬし)からの預託料です。
馬の飼育や施設の維持には膨大な費用がかかり、新厩舎の建設となると、さらに多額の費用が必要になります。
■ 「大人のラブストーリーってこういうことか」恋愛から遠ざかっている人に見てほしい『平場の月』【映画感想】
パートナーメディア