2025.11.22

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犬も人も長寿時代「飼いきる」救いになりたい…老犬ホームで生きる愛犬たちの日々

「じゃあね、これからペコちゃんお家まで送ります。一週間ぶりかな」

札幌市北区にある「逢犬はうす」から、犬をだっこして出てきたのは宮西雅子さん。

17歳になる、チワワのペコちゃんが向かうのは、一週間ぶりの我が家です。

「ペコちゃんお家がいいの?よかったね」

ペコちゃん(17)

お家に着くと、しっぽを振りながら歩き回るペコちゃん。
飼い主は90代で、今、ペコちゃんの「老老飼育」に直面しています。

大事なひととの未来を考える、“老犬ホーム”を取材しました。

「老老飼育」を見つめる

「逢犬はうす」は介護が必要になった高齢の犬を預かる「老犬ホーム」。

「ペコ、おはよう。あいちゃん大丈夫?」

犬たちに朝の挨拶をして、宮西雅子さんの1日は始まります。

あいちゃん(18)

「お父さんもお母さんも高齢で、世話がきつくなっている、あいちゃんに徘徊されたりして」

18歳のあいちゃん。飼い主も病を患い、あいちゃんの余生をここに託しました。

「この子は、本当に穏やか。きっといいトイプードルだったと思う」

ルンちゃん

「逢犬はうす」に来て1年になるルンちゃん。
3年前から夜鳴きが激しくなり、歩くことも難しくなりました。

「お母さん(飼い主)は、ルンちゃんを置いて帰るとき泣いていた。『ごめんね、ごめんね』って。だけど、そういうことじゃないんだよって説明して。自分で看られないものを抱えているほうが、ルンちゃんに気の毒だからって」

やがてくる、別れのとき。
人も犬も長寿になる中、「最後まで飼いきる」ために頼る場所があること。

送り出す飼い主たちの愛情と責任の救いになりたい。

逢犬はうすの日々は「Sitakke」の記事でじっくりお伝えしています。

文:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年10月)の情報に基づきます。

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北海道の女性たちの明日につながる“きっかけ”を届けるWEBマガジン『Sitakke』と連動して、道内各地で根付くパートナーメディアの編集者や様々なゲストを交え、北海道各地で親しまれ愛される、ローカルな人、モノ、場所をお届けします!

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