2025.10.13
ゆるむ標高2,013m、ご来光に、鋭い山容を見せるのは「ニペソツ山」です。
いまも登山愛好家に親しまれる山岳随筆の『日本百名山』を著した、文筆家で登山家でもあった深田久弥は、後になって、「ニペソツには申し訳なかった…」と語っています。
深田は、『日本百名山』の条件として、「品格・歴史・個性」を兼ね備えていること、基本的に標高が1,500m以上の山であるということ、深田本人が登頂している山であること、を条件としていました。
『日本百名山』を出版した後になって、初めて「ニペソツ山」を登った深田久弥は、こう記しました。
「『日本百名山』を出版した時、私はまだこの山を見ていなかった。ニペソツには申し訳なかったが、その中に入れなかった。実に立派な山であることを、登ってみて初めて知った」(深田 久弥『山頂の憩い「日本百名山」その後』より)と。
それ以降「ニペソツ山」は、〝まぼろしの日本百名山〟として知られる存在となり、「日本百名山」の名峰たちと肩を並べる山として、愛されています。
2025年10月12日 [「北海道ドローン紀行」](https://www.instagram.com/drone_hokkaido/)にて放送撮影:飯塚 拓也 さん(札幌市 在住)
音楽:HBCジュニアオーケストラ
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