2025.10.02

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ダンボールの背負子を作って会いに来てくれた…山のお菓子売りてくてくさんの心を満たす行商【山々インタビュー#2】

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。

自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!

前回に続き、お話を聞いた「てくてくさん」。

北海道のどこかの山で背負子を背負って焼き菓子を販売しています。
「なんか楽しそう!」「私のやりたいことはこれだ!」と突き進んだ彼女には、山での数々の出会いがありました。

【連載】こう生きたっていい

いろいろな生き方・働き方をしている北海道の女性へのインタビューを通して、自分らしく生きるヒントを見つけるための連載。
今回は「山々」とのダブル連載です。

背負子は手作り!

コロナ禍に行商をはじめて、徐々にファンが拡大していったてくてくさん。
今では1日に100袋を超える売り上げがでることもあるほど人気です。

特徴的なのは、何といってもシンボルにもなっている「背負子」。

Nobuhiko Tanabe 背負子だけで5キロあるそう!

ちなみに、この背負子はイチからてくてくさんが手作りしたものなんですって!
インターネットやホームセンターで材料をそろえて家で組み立てて、色を塗って…。

愛着もたっぷりのこの背負子に80袋ほどの焼き菓子を詰め込んで、木箱に入らない分はカラビナに括り付けたり別の場所に吊り下げたりして持ち運びます。
さらに飲み水や自分の行動食など、登山に必要な道具も持つと、背中の荷物は10キロをゆうに超えるそうです。

それでも「楽しすぎて背負子を背負っていることを忘れることがあります」と笑顔。

「全部売れたら、帰るときにはかなり軽くなってうれしいですけどね。荷物の軽さよりも、その日出会った人や話したことなどの思い出を振り返って、あたたかい気持ちで下山しています」

Nobuhiko Tanabe

自分が食べるために重い荷物を担いで、それすらブーブー文句を言っている私とは大違い…恥ずかしい…(笑)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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