2025.09.04
出かける往年の風格を感じるレンガ造りの入口が美しい模擬坑道は、実際の石炭層に触れることができる本物の坑道です。炭鉱の新人教育や皇族の視察にも使われ、国指定の有形文化財に指定されています。
2019年に坑道内で火災があり長らく非公開となっていましたが、今年(2025年)の春から再び中に入れるようになったとの報を受け、ぜひほっかいドライブで立ち寄ろうと前々から計画を立てていました。さっそく中を見ていきましょう。
地下に作られた秘密基地へ潜入するかのような気分に浸りながら、階段で奥へ奥へと降りていきます。
こちらは炭層の傾斜に合わせて上下の坑道を斜めに結んでいる「採炭切羽(さいたんせっぱ)意味:採掘現場の最前線」です。狭いトンネル内に天井を支える鉄柱がズラリと並んでいて、掘り出した石炭がコンベアーによって運ばれる様子が再現されています。
採炭切羽の展示を一番下まで降りきったところにある坑道掘進の展示では、本物の石炭層に直に触ることができます。
エネルギー資源として重宝されていた石炭はかつて「黒いダイヤ」と呼ばれていましたが、こうして黒く輝く実物を目の当たりにすると本当に宝石のようにも思えてきます。火災を乗り越え貴重な展示を再開していただいた石炭博物館の関係者の方々には本当に感謝です。
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