国道36号線沿いの『花の拠点はなふる』。
2021年にスターバックスコーヒー、その翌年には外資系のホテルが開業し、公園の利用者は1.5倍に伸びました。
ホテルを整備する時には、企業側の収益を基に一緒に集会所を建てました。
「恵庭のオープンガーデンを模擬体験できる施設を整備して下さいというのが市の要求で、それに事業者が応えて、建物と庭を整備してもらったという流れ」と担当者が教えてくれました。
『パークPFI』の事業者選定にも携わる富山大学都市デザイン学部の久保田善明教授は、こうした事例は今後も広がっていくと話します。
その理由は、施設の老朽化。
公園の魅力そのものも低下しているところで再整備をしたいとなったとき、課題になるのが「財源」です。
「その財源を、民間の資金を使って賄うことができるのであれば、行政にとってもいいこと。それぞれの公園の個性を生かしながら、どんな事業が可能かというのを、あらかじめ行政のほうでも想定しておく必要がある」
百合が原公園の「リリリ」ですが、札幌市が2023年に公募し、パン店の「どんぐり」や丸美珈琲などでつくる会社「ユリガハラ・パーク・フューチャーラボ」が選ばれました。
いまも月1回、今後どんな公園にしたいか、地域住民とワークショップを開いているということです。
◆自治体側
・民間ノウハウの導入
・整備や維持管理コスト削減
◆事業者側
・競合他社のない環境で来園者を独占できる
◆注意点
・公益性と採算性のバランスがとれるか
・地域ニーズに即した事業内容か
この『パークPFI』は、札幌の大通公園の再整備にも活用が検討されているので、今後も注目されています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月12日)の情報に基づきます。
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