2025.08.01
ゆるむ「真ん中は手前側も反対側も壁が剥がれている。薄いコンクリートの部分が首の皮一枚なんとかつながっている。いよいよ、いつ崩れてもおかしくない」
コンクリートで造られ、毎年小規模な自然崩落が起こるといいます。
ツアー参加者にも想いを聞きました。
「このまま朽ちていくほうが美しい気もする。ずっと残してほしい気もするが、皆さんどうですか」
いつかは消える美しさ。上村さんはどう思っているのでしょうか。
「本音を言うと、早く次のステージを見てみたい。崩れた先が気になってしかたない。いろんな人を引き付ける場所ではあるが、一番に私を引き寄せてくれた存在かなと思う。本当に来てよかったと思う」
訪れる人々を魅了し続ける「幻の橋」タウシュベツ川橋梁。
その儚く美しい姿を、上村さんはこれからも「糠平でガイドとして地域の魅力を伝えていけたら」と話します。
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