物価の上昇が続く中、一部で値段が落着き始めているのが野菜です。
小売りの最前線で、いまが買い時の野菜と、今後お得になる見込みの野菜を取材しました。
コカ・コーラボトラーズジャパンは10月1日の出荷分から、飲料など217品目を値上げすると発表しました。
現在、ペットボトル入りのコカ・コーラ500ミリリットルは、税抜きで180円ですが、20円値上げされて200円となります。
食卓の主役、コメの平均価格も15週連続で値上がりするなど、モノの値段は上がり続けています。ところが、スーパーに行ってみると一部で変化が…。
札幌市手稲区のスーパー「キテネ食品館」の入り口近くに並べられたのは、“本日の目玉”と書かれているレタスです。
中塚誠社長によると、一玉300円ほどまで上がっていたレタスは、小さいものであれば150円ほどと、半値まで下がってきているのだといいます。
冬に高値だった野菜が、本州で収穫量が増えたため、急に値ごろ感が出てきているのです。
「キャベツは2か月くらい前だと『高い』と言われてきたが、ここ最近になって、本州が暖かくなってきて、生産量も増えてきた。ぐっと値段も落ちてきた」
値段に敏感な、スーパーの常連客からも、「安くなった」と歓迎の声が聞かれました。
スーパーによりますと、レタスのほかにも、キュウリやブロッコリーがピーク時の半額程度になったということです。
さらに今後、値下がりが期待できる野菜も中塚社長に教えてもらいました。
「これからに向けては夏野菜、長ネギやナス。これからトマトは価格が下がってきていると実感している」
本州の天候が暖かくなってくると、収穫量が増え、「余力のある価格になる」ということです。
平年と比べると、多くの野菜の価格はまだまだ割高ですが、少しでも手に取りやすくなるよう、豊作を祈りましょう。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月24日)の情報に基づきます。
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