今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年4月21日〜4月25日ピックアップ分)
子ギツネが6匹も!なかなかの大家族ですねー。
これだけ〝食べ盛り〟がそろうと、お父さんギツネだけでなく、お母さんギツネも、ごちそう探しに出かけなくては間に合いません。
子どもだけになった子ギツネ達をこっそり観察していると、もうそれぞれに個性がはっきりとあるのがわかります。
どんどん行動範囲を広げて、色々なものを拾ってきては、自慢げにきょうだいたちに見せびらかせる子。
ほかの子とすれ違うたびに、ケンカをふっかける子。
それとは逆に、いつまでたっても、ほかの子のように巣穴から離れることが出来ない超慎重派の子、などなど。
見ていてとても楽しいので、時間を忘れてしまうと、狩りから戻ってきたお母さんギツネに背後から「ギャン!」と大きな声で、おそらく「ちょっとアンタ、そこで何やってんの!」と叱られるので、注意しなくてはなりません。
長い冬眠から目覚めたばかりのエゾシマリスの、目に飛び込んできた春の森は、美味しそうなごちそうがいっぱいです!
食べている青い花は、エゾエンゴサクでしょうか?
エゾエンゴサクは、木々が若葉をつけるよりも早く花を咲かせて、受粉し、その後、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごすため、見た目には春にしか存在しないかのように見えるため、欧米では「スプリング・エフェラメル」と呼ばれます。
その意味は「春のはかないもの」「春の短い命」など、日本語では「春の妖精」とも呼ばれます。
「春の妖精」はほかにも、カタクリ、ニリンソウなど。
目覚めたばかりのエゾシマリスと、もうすぐ長い眠りにつくエゾエンゴサク、1枚のお写真にもたくさんの物語がありますね。
全身が真っ白だった〝冬毛〟から、茶褐色の〝夏毛〟への、生え換わりが始まったエゾユキウサギですね。
生え換わりのはじまり、つまり〝春のきざし〟は、決まって顔から、なのです。
エゾユキウサギも、恋の季節まっただ中という地域もあるのではないでしょうか。
1匹のメスが逃げるのを、3〜4匹のオスが追いかけます。
追いかけは、1週間も続くこともあるそうで、ライバルを置き去りにして、最後まで追いかけ続けたオスがメスをゲット。
なので〝マラソン婚〟とも表現されるのだそう。