2025.04.28

出かける

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ゾウさんが道具を使う瞬間!注射もうがいも飼育員と協力して…「動物らしく生きる」ための工夫がどんどん見える!【円山動物園さんぽ】

生きる場所を作ること

かつての猛獣舎

野生の動物たちは、故郷ではもちろん、コンクリートの上では暮らしていません。

だけど、古くから動物園ではコンクリートの床を使った獣舎を利用してきました。
掃除がしやすかったり、耐久性があったり。

動物たちと施設を管理する、「人間側」に合わせてもらっていたんです。

だけど、今は違います。

例えばゾウさんの足元は、ふっかふかの砂。屋内には1メートルの深さで敷き詰められています。

足元をぐーっとふんばっていい運動!

踏ん張りながら歩き回ることでいい運動になり、しなやかなカラダを作ることができます。

砂や、さらに、砂を水を合わせて泥を体に吹き付ける「砂浴び・泥浴び」は野生のアジアゾウたちがふるさとの東南アジアで行っている「スキンケア」。

泥をかぶって、気持ちよさそう!提供:札幌市円山動物園

その代わり…飼育員さんは実は大変なんです。

砂の上のふんや食べ残しの干し草をきれいに掃除

毎日のそうじはとっても重労働!
ゾウのふんは5頭分あわせると1日に450kgにもなります。

重機の力も借りながら、すべての糞を集めていきます 提供:札幌市円山動物園

この作業を毎日1時間以上、朝と夕方の2回。

「動物ファースト」は、施設をただ新しくしていくことだけではなく、飼育員も一緒にその施設を生かせる環境を作りながら叶えているんですね。

「動物ファースト」を叶えるために、飼育員さんが取り組むのは「動物のお世話」だけではないんです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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