アジアゾウのエリアをのぞいてみました!(特に、朝の清掃が終わるタイミングがチャンス!)
こちらは、格子の間にひとつひとつニンジンを並べています。
こうすることで、一気に食べずにひとつずつ鼻を使って食べていきます。
ゾウからは見えない穴の向こうにバナナを設置。
あっちかな?こっちかな?探りながら、ゲット!
深ーく穴をほって果物を埋めてみると、匂いで探り当てて、足と鼻で一生懸命掘り起こします。
たかーいところに吊るされた干し草も、ぐーんと体と鼻を伸ばしてとるんですが…
ゾウさん、本当に賢い!
実は「道具」を使うんです。
干し草の下に石や丸太を運んできて、踏み台にするようになったんですって!
飼育員さんは「毎日、知恵くらべです」と笑います。
こうした工夫をすることに、ある共通点があるのがわかりますか?
それは、えさを食べることに「時間」をかけるようにすること。
「退屈」する時間を少しでも減らすことが、ストレスなく健康に過ごすことができる大きなポイントなんです。
だから、えさも、カロリーの高いもの(果物など)を少し食べるより、野生と同じくカロリーの低いもの(木の枝や葉など)を多く食べてもらうようにしています。
もちろん、ゾウさん以外の動物たちも、あちこちにえさを隠して探してもらったり、えさの時間を変えてみたり…
動物たちが食べている様子をみるときは、そんなポイントにも注目してみてくださいね!
■画期的!ゾウさんがのびのび暮らせる秘密は全国でもめずらしい「足元」の工夫…雪国・北海道の札幌市円山動物園がもっと楽しい!【円山動物園さんぽ】
■【最新スポット】もうすぐ会える!オランウータンの森に込められた動物園の使命…お客さんがスコール体験も【札幌・円山動物園】