2025.04.20

暮らす

バス路線廃止のピンチを救い継承…「大きな出費」も小学生のふれあい守る決断

通勤・通学や買い物…生活に欠かせない交通手段の一つバス。

しかし、運転手不足は深刻で、北海道中央バスは新年度のダイヤ改正で、札幌を中心に路線廃止と減便で440便を削減しました。

一方で、あえて新路線に乗り出すバス会社が!

4月から変わったバス事情を深掘りします。

真駒内駅から車で10分の札幌市南区・駒岡地区。
唯一の公共交通機関はバスですが、中央バスは3月末での路線廃止を発表していました。

「子どもたちの通学の手段がなくなる」

頭を抱えたのは、この地区の小学校です。

全校児童89人の札幌市立駒岡小学校は特認校です。
特認校とは、恵まれた自然環境の中で教育する小規模校で、ここで学びたいという希望者は、校区外からでも入学できます。

45年前1980年に取材した、駒岡小学校の通学の様子を見てみると、校長先生が児童たちと話をしながら、バスに揺られて学校へ向かっています。

駒岡小学校の岡亨教頭は「バスの中でどう過ごすか、上級生や地域の方と関われる大切な場所になっている」と話します。

児童や地域住民のために、バスの廃止は避けたい…。
手をあげたのは「ばんけいバス」でした。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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