ユキヒョウと同じ寒帯館にいるのが、アムールトラ。
アムールトラは、ネコ科で一番大きな動物です。
もちろん牙も鋭くて、目も鋭くて…。
だけど、ごはんを食べ終わった後は、満足そうに顔をぺろぺろ…。
あれ…ほんとに「ネコ」だな!?
「♪ネコはこたつで~…」なんていうけれど、そんなアムールトラが大好きなのは、こたつよりも雪!
おもちゃのボールを追いかけ、雪の上をはしゃぐ姿を見せてくれるのは貴重です。
でも、絵本や図鑑、動物園で「誰もが知っている」動物でもあるトラは、実は野生ではとても希少。
アムールトラはその中でも特に数が少なくて、ヒグマだって倒しちゃう「最強のトラ」でありながら、野生ではもう世界に400頭ほどしかいないんです。
理由は「森林破壊」「密猟」「違法取引」…そうです、原因は人間。
ここで元気に暮らすアムールトラと、おかれている現状、両方に目を向けながら観察してみてくださいね。