2025.03.26

暮らす

あの震災のとき小1だった…大学生の防災サークル「いざというとき先導できる人に」

救助の様子から目が離せなかった

東日本大震災が起きた当時、小学1年生だった山田さん。

テレビで流れた被災地での救助の様子から目が離せませんでした。

「かっこいいなと思った。ヘリで家の屋根に立っている人を助けたり、ヘリコプターでつり上げるホイスト救助を行っていたのが魅力的だった」

『災害現場で多くの人を助けたい』

その思いは中学の修学旅行で宮城県南三陸町を訪れたことで、一層強くなりました。

いまは地域の消防団でも活動し、将来は大規模災害に対応する東京消防庁のハイパーレスキューを目指しています。

「首都直下地震が懸念されているので、たくさんの命を救うことができると考え、東京消防庁を希望している。知識も体力も精神も毎日精進していきたい。いろんな人、年齢問わず困っている人を助けたい」

防災サークル顧問で札幌学院大学の菊池浩光教授は「災害が起きたときに若い人の力は大事。常に防災意識を高く強く持っている人が周囲の気持ちを強く呼び起こしていけるような、そういったサークルが必要だと思っている」と話していました。

大学生たちの強い想いが災害から誰かの命を守ることにつながっていきます。

【特集】“じぶんごと”防災

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年3月14日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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