小樽住吉神社は、小樽市内でも歴史が深く、1868年明治元年創建で、総鎮守として、地域の人々の信仰を集めています。また、長い石段の参道が特徴的で、上ると海を望むことができるのも魅力のひとつです。ご利益も多岐にわたり、特に海上安全や商売繁盛を願う人々に親しまれています。
年間を通して、初詣や夏祭り(住吉神社例大祭)など、祭事やイベントが豊富であること、またバスや電車での交通の便も良いことから、地元民や観光客など、毎年多くの参拝者が訪れています。
筆者が学生時代に、家から駅までの道中で、日常的に神社付近を歩いていましたが、改めて見ると、ロケーションといい、歴史の深さといい、佇まいといい、素敵なところだったんだと再認識しました。150年以上が経ち、今なお住吉神社が存在してくれていることに自然と感謝の気持ちが溢れてきます。あることが当たり前に思ってはダメですね。
「お参り後に、ゆっくり桜をお楽しみください」と、宮司の星野さんは言う。
神社で参拝して、桜を楽しむ。正しい春の過ごし方なような気がします。
01.小樽総鎮守「住吉神社」
小樽市住ノ江2丁目5番1号
お問合せ時間:09:00~17:30
Tel:0134-23-0785
駐車場:有
公式サイト
住吉神社との距離は徒歩約10分。のんびり歩きながら桜をはしごするには打って付けのスポットです。
桜は傾斜面に咲いていて、駅のホームから見上げれば、懐かしさや歴史を感じる駅の建物、春の暖かい風が吹く開放的な空、密度の濃いピンクと白の花びらはまるで芸術作品のように感じます。また、駅外の橋の上から見る桜は、駅ホームのくすんだ屋根の色、電車線やレールの人工物と桜のコントラストが情緒を感じます。
公共交通機関で行きたい人には、特に住吉神社とJR南小樽駅がおすすめです。
02.JR南小樽駅
小樽市住吉町10-7
みどりの窓口:5:30~23:10
Tel:0134-23-0362
駐車場:有
公式サイト