2025.03.17

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馬を足元から支える。83歳の職人技 馬としっかり目を合わせ、丁寧に着実に【北海道十勝・ばんえい競馬】

一頭にかかる装蹄時間装蹄は約1時間。

冬は寒さも厳しい中ですが、丁寧に着実に装蹄していきます。

「あー俺の仕事した馬が一着になったなとか、そういうようなことは見とっても嬉しいわな」と話す千葉さん。

83歳になった今も、「やっぱり我々がいなきゃ、馬も裸足になって困るなぁということだからな。いつまでやるかわからないけど、もうちょいやってみるかぁということだ!」と笑顔を見せます。

「(後悔は)ないないないない。だって余生楽しむ暇ないでしょう?はははー。それくらいあなたたちも頑張ったほうがいい」

ばんえい競馬は、週末には日本全国から観光客や競馬ファンが集まり、にぎわいます。

一つのことに打ち込み、極めていく情熱。
レースを疾走する競走馬の足元には、職人の魂が装蹄されていました。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2025年2月)の情報に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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