2025.04.02
暮らすクマとの距離や遭遇した状況によります。
体を大きく見せたり、大声を出すことでクマを退けられることもありますが、至近距離で遭遇した場合などは、かえってクマを興奮させてしまう可能性もあります(その場を立ち去ろうとしていたクマに対して大声を出した方が、クマに攻撃された事例があります)。
気迫で負けないことは重要ですが、大声を出せば必ずクマを退けられるとは考えない方が良いでしょう。
普段嗅ぎ慣れないにおいで人の接近に気付くことはあると考えられます。ただし、煙だけの対策では風向きによっては効果が出ない可能性があります。音は煙よりも風向きに左右されにくいため、積極的に音を立てるようにしてください。
Q&A全文は、秋田県のホームページ内「クマについてよくあるご意見・ご質問」からご確認いただけます。
秋田県でツキノワグマ対策にあたっている職員へのインタビュー記事も、連載の中で紹介しています。
【①Q&Aのポイントについて:「最近のクマは、鈴やラジオの音では逃げない?」よくある疑問30個に回答!秋田県から学ぶ、全国に通じる大切なこと](https://sitakke.jp/post/13536/)】
【②これからの自治体に求められるクマ対策について:クマ対策の「大きな前進」?法改正が進む今こそ必要な“自治体の体制” 秋田県から学ぶ、全国に通じる大切なこと】
連載「クマさん、ここまでよ」
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
取材協力:秋田県自然保護課
編集:Sitakke編集部IKU
2025年3~4月上映の劇場版「クマと民主主義」で監督担当。2018年にHBCに入社し、報道部に配属されてからクマの取材を継続。2021年夏からSitakke編集部。
■「殺さないとダメ?」ハンターにぶつけた質問 クマに出会った新人記者が知った現実
■「クマに見られる」体験に、あなたは何を感じるのか。『劇場版 クマと民主主義』に抱いた「震えにも近しい感覚」
■ 【北海道の絶景】マイナス20度…白銀の凍てつく世界がオレンジに変わる瞬間 そして爽やかな青へ/十勝・更別村 霧氷スポット