2025.02.28
育む足寄動物化石博物館では、足寄町で発見された化石を中心にさまざまな生き物の展示を見ることができます。展示のテーマは以下の4つ。
●足寄動物化石群
●謎の海岸生活者 デスモスチルス
●海に帰った哺乳類
●足寄でみる地球の歴史
一番の目玉ともいえるのが、足寄で1976年に最初に発見された「アショロア(Ashoroa laticosta)」という海に住んでいた哺乳類。
マチの名前がついているアショロアはこの海生哺乳類の中でも世界最古の化石であり、ただ一体しか発見されていない、とっても貴重なものなんです。
ほかにも足寄で見つかった海生哺乳類の化石などがたくさん展示されています。
「化石」というと、恐竜のイメージが先行してしまいがちですが、こんなに哺乳類の太古のロマンが足寄につまっていたなんて!
さらに、「海に帰った哺乳類」の展示エリアでは、巨大なクジラの骨格標本がお出迎え!
これがもう迫力満点で、何時間でも眺めていたい美しさでした…。
その中でも、ヒゲクジラの仲間であるミンククジラの口の部分には「ヒゲ」もついており、息子と一緒に見つけたときには感動してしまいました。
ところで、気づきましたか?足寄町は、海には面していないマチ。
なぜ海の生き物がいたのでしょう…?
不思議に思った方は、ぜひ足寄動物化石博物館に足を運んで確かめてみてくださいね。