2025.03.02

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先天性の病気に立ち向かい「もっとうまくなりたい」ブラインドサッカーで目指すゴール

ピッチを駆ける選手たち。ゴールキーパー以外は、アイマスクを着けています。

使っているボールは、転がると音が鳴ります。

これが視覚に障害がある人でもプレーできるサッカー「ブラインドサッカー」、略して「ブラサカ」。
パラリンピックの競技種目でもあります。

激しい体のぶつかり合いも。

声でゴールの位置などを伝える役割の人もいるものの、目からの情報がない中での競技は最初は動くのがこわくてほとんど動けません。
感覚を研ぎ澄ます必要があり、とても難しい競技です。

そんなブラサカで背番号22を背負い、華麗なゴールを決める、木村侑平選手(28)。

札幌が拠点のブラサカチーム「ナマーラ北海道」の攻守の要です。

いま両目の視力は0.1ですが、病の影響で視力の矯正はできません。
右目は白内障も患い、光がまぶしい状態です。

小学校3年生でサッカーを始めた木村さん。

しかし、年々遠くや高い位置のボールが見えなくなり、教室の黒板も見えづらくなっていきました。
先天性の視神経の病気が進行していたのです。

「高校生のレベル・スピードには対応できないなと思った」

キャプテンを務めていた中学での部活を最後に、一度、サッカーを諦めざるを得なくなりました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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