航空業界のなかでも、こんな職種を目指す生徒も。
鈴木さん:「私は“グランドハンドリング”という職種に憧れて来たんですけど、授業を受けるうちに整備もなかなかいいなと思って」
グランドハンドリングとは、飛行機の中に貨物を積み込んだり飛行機を誘導したりする仕事。
「航空高校 北海道校」では、本物のエンジンや小型機・トーイングカーなどを使った、本格的な実習が行われています。
そんな、鈴木さんが勉強以外で頑張っているのが…
鈴木さん:「学校とは関係なく少林寺拳法っていう武道をやってます。秋ごろに全道大会に出て…」
鈴木さん:「自分個人のことで部活動とかは関係なかったので、皆には言ってません」
世永アナ:「一番好きなのはどんな組み合わせ?」鈴木さん:「卍の形っていうのがあって…」
鈴木さん:「まずは顔に覆いかぶさってから、お腹が開くのでそれを払って、そのあとに突きが来るので、それを潜るように入って行って…で上段突いて下突いて来たのを受けて突いて蹴って…」
ゴルフ部の長島さんには、この冬、ある悲劇が…
長島さん:「校内に練習場があるんです。冬でクラブがとても冷たくてカチカチだったんですよ。思いっきり振り回しちゃって変な場所にクラブをぶつけてしまって」
長島さん:「クラブが折れました」
去年開校したこの高校では、自分で部活を作っちゃった生徒も。
稗畑さん:「書道部に所属しています。「やりたい」っていう声を出して、先生と私たちで部活を作りました」
世永アナ:「何人所属している?」稗畑さん:「今は2人です」
稗畑さん:「いつかメンバーを増やしてでっかい画仙紙にみんなで書きたいなと思います」
もう一人の書道部が、岩井さん。
世永アナ:「書道をしてる時は何を考えながら書いてるの?」
岩井さん:「お手本と同じように書けるように、長さこのくらいかな~とか思いながら」
そんな岩井さんがこの学校の自慢として挙げたのは?
岩井さん:「英語の本だけが置いてある図書館があって。“多読”といって、授業で英語の本を読む時間があります」
ほかにも、この学校の魅力として多くの人が挙げたのが…
工藤さん:「“モックアップ”っていう、施設を使った実習ができる」
「モックアップ」とは、本物の飛行機の機体を使った施設のこと。
ここでの実習が生徒たちに人気なんです。
この日の授業の担当は、現役のキャビンアテンダントで、大学校の卒業生でもある教員です。
本物の機材を使った憧れの職業の実習、表情は真剣です。
現役CAの先生に教えてもらう実習について聞いてみると…
飯塚さん:「実際に働いていた時の話とかも聞けるので良い経験になる」
現役CA 石井さん:「“クリティカルイレブンミニッツ”っていう言葉聞いたことあるね?離陸時の3分間、着陸前の8分間が一番航空機の事故が多い時間帯といわれている」
現役CA 石井さん:「いつ何時事故が起こって、飛行機から逃げなきゃいけないってなったときに、安全に逃げられるように足元のスペースや脱出するスペースをしっかり確保できるように声を掛けています」
今回の授業では、声掛けが必要なお客さんを探すゲームも。
世永アナも「着陸時にリクライニングを直していないお客さん役」で参加!
生徒:「リクライニングを元の位置に戻していただけますか」世永アナ:「気づきますよね、さすがです」
生徒:「こういった現場でモチベーション高く勉強できるのはいい環境だと思うし、まさに即戦力になる生徒が育つんじゃないかなと思っている」
世永アナ:「目標はCAさん?」櫻井さん:「はい」
櫻井さん:「これからもっと語学勉強などして、普通教科の勉強も頑張って自分の夢に近づける人になりたい」
「航空高校 北海道校」の魅力はこれだけで終わりません!
次回の「学校で聞こう!」でも引き続き個性豊かな生徒たちを紹介。
1年目で全国ベスト16になった 女子バスケ部にも潜入します!
→後編:【北海道初】“航空のプロ”を目指す高校生たちのリアルな学校生活とは?人気者はウクライナ出身の留学生!
※掲載の内容は番組放送時(2025年2月27日)の情報に基づきます。