十勝在住の作家による器やカトラリー。いつか手に入れたい“メイドイン十勝”の逸品がそろいました。十勝の自然や植物、動物などをかわいらしく表現した器を制作する陶の杜・大石政代さんの作品を紹介します。

ARTIST1 幕別町 陶の杜(もり)
陶の杜・大石政代さんが作る絵皿は、そこにあるだけで食卓が華やぐかわいらしさ。料理を食べ進めると現れる動物や植物のイラストに、自然と笑みがこぼれる。

大石さんの器のトレードマークともいえるのが、模様が浮かび上がる独特な風合い。粘土を掘り出して作る版画のような技法「掻(か)き落とし」によって、絵に息を吹き込む。大石さんの次の挑戦は”色“。「象嵌(ぞうがん)の技術を用いた、多色の器も試作中です」と目を輝かせる。

イラストのモチーフは、大石さんが愛する十勝の自然や、散歩中に出合った何気ない風景。「思いが形になる過程が楽しい。使う人の笑顔を思い浮かべて作っています」。器を手に取るたびに大石さんの優しい思いがじんわり、伝わる。

〈茶碗 クマ〉紫・青各3,500円。北海道の大自然がほのぼのとしたタッチで描かれている

大石さんの器にしばしば登場するリス

右上から時計回りに〈ヤギ小皿〉2,200円、〈ナマケモノ 高台付き小皿〉3,000円、〈お花 16cmプレート〉3,300円、〈ゾウ 掻き落とし20cmプレート〉3,800円

不定期で陶芸教室も行う大石さん。20代前半で陶芸と出合って以来、絵付きの器を作り続けている

細やかな掻き落としの作業。カップや茶碗には丈夫な瀬戸半磁器を、絵皿は白い信楽の土を使用する

販売場所:SLOW living(帯広)、TREE OF LIFE(帯広)
Instagram:touno.mori
※陶芸教室やイベント出店の情報はSNSで確認を

奥から時計周りに、〈手付片口鉢〉3,000円~、〈平鉢〉3,800円~、〈小鉢〉、〈茶碗〉各2,200円~。陶芸教室や毎年6月と11月に個展を開いている

Chaiでじ

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