2025.01.29
深める北海道の馬産地、日高ならではの誘客の取り組み“うまてなし”が、注目を集めています。
浦河町の菓子店にずらりと並んでいたのは、コッペパン。
中には溢れんばかりのホイップクリーム♡
チョコレートで目を描けば…SNSで大反響の「うまコッペ」の出来上がりです。
10月に新ひだか町で開かれたイベントで用意されたのは、馬の顔の形をしたコッペパンです。
販売開始前からずらーっと行列。
520個が、わずか3時間で完売しました。
中には、後志の壮瞥町を朝4時半に出発してここいやってきたというお客さんも!
「うまコッペ」のモデルは、町内のホテルで飼育されている元競走馬「オウケンブルースリ」です。
うらかわ優駿ビレッジ アエルの太田篤志さんは「実際のコッペパンと同じような顔になっています」と話す通り、「うまコッペ」と並べてみると、まさにうり二つ。
きっかけは、ファンの一言でした。
正面からオウケンブルースリを撮った写真がSNSにあげられると、「クリームをたっぷり挟んだコッペパンみたい」とコメントがついたのです。
9月にイベント限定で販売したところ、SNS上で大人気に!
「うまコッペ」を作った菓子店・梅月堂手取商店は、経営難のため店を閉じることも考えていましたが…
「まさかここまでの盛り上がりになるとは思わなかった。馬をお菓子にするアイディアがなかった。これを機会に売り上げの一部は引退馬の支援にあてます」と菓子店の坂井ゆみ社長。