2025.01.28

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「べこ餅って全国区じゃないの!?」道産子が驚いた“あるある”とは【道産子ミニチュアごはん図鑑vol.5】

【豆知識】「べこ餅」ってどんな料理?

画像提供:農林水産省Webサイト・檜山振興局

北海道民に昔から親しまれてきた「べこ餅」は、主に白と黒の2色が配された木の葉形の模様が特徴的な郷土菓子です。北海道では端午の節句の際によく食べられています。材料は同じで、形や模様が異なる「べこ餅」という名の郷土菓子が青森にも存在します。

べこ餅の歴史や特徴

白と黒の2色、木の葉形が「べこ餅」の定番ですが、いまでは道南地域を中心にさまざまな色やかたちの「べこ餅」があります。黒糖だけを使った、黒単色の「べこ餅」や、人工着色で彩色された色あざやかな「べこ餅」、よもぎを混ぜた緑色の「べこ餅」など…。かたちも木の葉形ではなく、花形、丸形などの「べこ餅」も存在します。

発祥については諸説ありますが、山形県の郷土菓子の「くじら餅」が、北海道で独自に進化して、独特の木の葉型になったといわれている説があります。現在も道南地域の一部では「べこ餅」を「くじら餅」と呼んでいる地域があります。

名前の由来についても諸説あり、白と黒の配色がホルスタインの色を連想させることから牛を意味する“べこ”を用いたという説、黒糖を混ぜた部分が“べっこう”の色合いに近いことから“べっこう餅”となったという説など、さまざまです。

画像提供:農林水産省Webサイト・檜山振興局

「べこ餅」の作り方

上新粉と砂糖を混ぜ合わせた生地のかたちを整え、蒸してつくります。白色の生地は白砂糖、黒色の生地は黒砂糖を混ぜ合わせてつくります。よもぎを入れて緑色の生地をつくる場合もあります。

(参考:農林水産省HP「うちの郷土料理」をもとに作成)

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ミニチュア作家・碧aoさん制作の「べこ餅」

今回は、ミニチュア作家「碧ao」さんによる、ミニチュア作品「べこ餅」をご紹介しました。
北海道の“おいしい”を、ミニチュアの世界を通じて感じていただけましたか?
この小さくキュートな作品が、北海道との豊かな食文化の魅力と出会うきっかけになりますように…♡

ミニチュア作家「碧ao」プロフィール
北海道・札幌市出身、2児の母。札幌で7年間、栄養士として勤務した後、横浜に移住。2022年頃、「北海道が恋しい!」という思いをきっかけに、北海道の料理をミニチュアで再現する活動をスタート。
北海道愛あふれるミニチュアで地元を懐かしみつつ、大好きな故郷に貢献したく活動しております。“リアルだけど可愛い”作品作りがモットーです。わたしと同じく北海道が大好きな方の心に響いたら嬉しいです!

X: @miniatureaosan
Instagram: @miniature.aosan_1625
minne(作品販売):@taichanmam16

編集:Sitakke編集部 ナベ子

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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