2025.01.23

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満島てる子、世にも奇妙なマンションでカメラを拾う!2025年はどんな1年に?【お悩みコラム番外編#77】

は〜いみなさん、ごきげんよう!満島てる子です。

三ヶ日はとっくに過ぎてはおりますが、改めて。
あけましておめでとうございます!
とうとう2025年。21世紀も4分の1を過ぎただなんて、なんだか信じられないわよねぇ。

これまでを振り返り、これからに思いを馳せがちになる、この1月というタイミング。
みんなはどんな2024年を過ごし、そしてこの2025年をどんな年にしていきたいと考えているのかしら。

そんなこんなで今回は。
……もしかしたら、ここまでで察してくれた方もいるかもしれないけれど。笑
お悩み相談はちょっとお休み。
僭越ながら、あたしの2024年の振り返りと、2025年どうしていきたいか、抱負めいたものの発表をこのコラム紙面上でやらせてもらえればと思います。

最後までお付き合い願うわね!ひあうぃーごっ!

満島てる子の2024年

さてまずは、去年1年どんなだったのかって話よね。

あたしにとっての2024年は……そうね。
それはもう、この上なく忙しないものになったというか。なんだか良くも悪くも、とっても激しい年でした。

わが家のお花コーナーシリーズ。年末年始はマツとセンリョウを生けました。花瓶は、年末に小樽で購入したもの。

より具体的に言えば、「終わり」と「はじまり」というものを、これまでになく意識させられた年になったような気がしています。

終わったこと。実は色々あるんだけれど(例えば……恋とか?笑 これはきっと、またいつか書きますね)。
その筆頭と言えば、やっぱり7年間関わっていた「さっぽろレインボープライド実行委員会」を10月で卒業したこと。これはあたしの人生のなかでも、とりわけ大きな幕引きのひとつだったような気がいまだにしているのよね。

ゲイである自分自身を受け止める、そのきっかけを作ってくれたというか。
なんならもう一度僕という人間を、人間としてこの世に「生み直し」てくれた街、札幌。そこに息づくLGBTQコミュニティと、その中で出会った、たくさんの人たち。

その諸々への恩返しを、LGBTQプライドパレードの開催というかたちで少しでもできるなら!という気持ちで、右も左もわからぬ20代かけだしの時分に「やります!」と引き受けた、実行委員という立場。
最初はそれはもう(なんならもしかしたら最後まで)、ものの見事にてんやわんやでした。

「ちょーっと待って……そもそもイベント企画って、何?」「ぴぇえん、あとメール100件送らなきゃぁ!!」「エクセルの、ここの、関数、どう、いじるの(逝)」などなど。笑
口から愚痴とエクトプラズムがセットで出てきそうな日々を、開催までずっと過ごし。
なんなら当日なんて、一体自分がどこで何をしていたのか、振り返ってみればろくな記憶が残っていないなんていうのがザラ。

「さっぽろレインボープライド(2024年)」

副実行委員長という肩書きをいただいてからのこの数年も、相変わらずそんな感じで。苦笑

でも、そんなドタバタばかりしている自分なのに、その様子を見て「応援してるからね。」「今年も開催してくれてありがとう!」という声をかけてくれる人が、コミュニティはもちろん、店やプライベートでも、いろんなところにいてくれた。

そのあたたかさのおかげで、なんとか前に進んでこれた数年間だったよなぁと、これまでを振り返って今も、そう思っている自分がいます。
LGBTQについて伝えていくという意味では、ひとつ、自分ができることの大事な核も、見つけられたような気がしております。

パレードをきっかけに突き進んでいくやり方は、一旦終わり。
これからは、もう少しだけ自分自身のための時間も取りながら、セクシュアリティやジェンダーについてあたしなりの発信をしていけたらな、なんて、ちょうどそう考えていたりする昨今です。

「はじまった」ものといえば…

そんなタイミングで「はじまった」と言えば。
何を差し置いてもこれについては書いておきたい!そう、「#したっけラジオ」。

しっかり者ながら割とファンキーな、相方のHBCアナウンサー森有結花ちゃんと一緒に。このWEBサイト「Sitakke」の魅力を伝えるべく、昨年10月からメインパーソナリティーとして関わらせてもらっている、HBCラジオの新番組。

この番組の中で、北海道に関する様々な情報はもちろん。
LGBTQについて話す時間も、すでに時々、折につけて設けさせてもらったりしていて。
あたしはそんな瞬間に、勝手に「新しい可能性」をこの番組から感じさせてもらったりしています。

性的マイノリティの当事者なりの感覚を、様々な話題と絡め合わせながら「自然に」「生きたまま」伝えていく。2024年にいただいたこの貴重な機会を、あたしはこれからも大事にしていければと思っているところです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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