2025.01.24
深める「自分らしさを大事にしながらお客さまを幸せにしたいという気持ちがあって。そういう自分でありたいと常に思っています」
「どのようにしたらお客様に喜んでいただけるか常に考えますし、いろいろな方とコミュニケーションを取る中で得られるものってすごく大きいです。人として成長できるところがすごく魅力的な仕事だと私は感じています」
最後に、女性がキャリアを重ねることについて、大條さんの思いをうかがいました。
「本当に難しい問題だと思います。特に女性はライフスタイルが変わると、働き方を変えざるを得ないことも多いと思いますし…」
大條さん自身も仕事とプライベートのバランスに悩んでいた時期があったそう。
「仕事が終わるのが遅くなることもたびたびあって、家族とコミュニケーションを取る時間が少なくなり、仕事を減らそうかと考えた時期もありました」
そんなときは「自分ができることはなんだろう」と考えるといいます。
「きっと誰しもにそんなタイミングはありますよね。働き方が変わったとしても、自分ができることを見つめて、仕事の仲間に自分のもっているものを伝える、それが大事だと思います」
特に、アパレル業界も本州に本社を構える企業が多い中、北海道で働くことへの思いも話してくれました。
「確かに本社がある本州の方が情報量やスピード感に違いがあるかもしれません。でも、この土地に住む人が求めていることは自分にしかわからないと思います。だからこそ接客はもちろん、エリアに根付いたお店づくりが面白いです」
そして北海道で働く女性たちへのエールとしてこう締めくくってくれました。
「悩む度に自分と向き合って、今の自分に何ができるか考え続けることが大事だと思います。そうすることで、自分がその時々で活躍できる場所がきっと見つかるはず。『自分にできること』『自分にしかできないこと』に気づけたら、自分の居場所が見つかります。一緒に頑張っていきましょう!」
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文:木むら
編集:編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2024年11月)の情報に基づきます。
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